避雷針(電気工事)
突然ですが、
【避雷針】は、
「雷を避けるための設備」
ではないんです!
…なんだか言葉遊びのようですが、
実際には
「雷の通り道を操作する設備」。
雷が建築物や電気設備、
そして人に被害を及ぼさないよう、
「どこに落ちるかわからない」
状況を回避してくれるのが
避雷針です。
先日も、お客様の社屋に避雷設備を
設置いたしました。
空高く伸びる避雷針。
詳細は「建築基準法」に定めがあり、
高さ20メートルを超える
建築物・工作物に設置するよう
義務付けられています。
なお、ここで言う工作物とは、
煙突や広告塔、そして
屋上に設置された設備などの総称。
例えば高さ18メートルの建物の屋上に
2メートルを超える空調設備があれば、
その建物は避雷針が必要となるのです。
なお、次のような周辺環境であれば、
例えビルの高さが20メートルに
満たなくても、自主的な避雷針設置を
おすすめしています。
■周囲に建築物が無い
建築物が周囲から孤立して
ポツンと建っている場合や、
周囲の建物や樹木の高さが
該当建築物の1/2以下である場合。
■標高の高い地域
標高300メートルを超える山岳地帯。
特に標高が900メートルを超える場合、
設置は必須と考えた方が良いでしょう。
■学校・病院・老人ホーム
避難の遅れがちなこれらの施設。
安心・安全を確保するためにも、
設置しておくと安心です。
※危険物を取り扱う建物の場合、
別途「消防法」「火薬取締法」等により
避雷針設置が義務付けられます
オフィス・お店・施設の安心・安全、
そして健やかな発展のためにも、
対策を講じておきたいものです。
そして、避雷針の役割はあくまでも
建物全体を大きな被害から守ること。
「雷が発生しそうな時には
コンセントやアンテナ線を抜く」
「日頃からパソコンデータの
バックアップを取っておく」
など、室内の電化製品の対策も
忘れずに行ってくださいね。
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あなたの「お家」に「快適」を。
あなたの「お店」に「発展」を。
あなたの「未来」に「幸せ」を。
ライフラインサービス株式会社
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