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私たちが手掛ける絵本ホテルが「グッドデザイン賞・キッズデザイン賞」W受賞!



 

 本日は改めて、私たちが絵本ホテルにかける想いをお話ししようかなと思います。
長文になってしまいますので、お時間がある方のみお付き合いくださいませ。  

 僕らがいつも生活する大人基準でデザインされた空間は、子どもたちにとって不便なところも多いはずだけど、子どもたちはそれでも楽しそうに成長してる。そんなたくましい子どもたちの姿を見ながら「子ども基準でホテルを設計してみよう!大人の僕らも絶対楽しいはず!」という『陰謀』を思いついたのは4年前でした。
 その後、僕ら無謀な3人は、資金調達が壁にぶち当たっても、ステイホームが推奨される非常事態になっても、諦めるどころかプロジェクトを加速させます。子どもたちをワクワクさせる絵本のセレクトからその並べ方の演出、照明の当て方の現場調整に至るまで、陰謀の精度を高めるための挑戦は長く続き、ついにパンデミックの最中という、愚の骨頂ともいえるタイミングに絵本ホテルを開業してしまいました。
 しかし、その時点では全く予想していなかったことですが、お客様のご予約は途絶えること無く、本当にありがたいことにたくさんの「いいねマーク」と「ビックリマーク」で迎えられることとなりました。
 グッドデザイン賞とキッズデザイン賞の受賞は、無謀な3人だけのものではありません。全てのお客様はもちろん、維鶴木工 藤川さん、ノトスクリエイティブホーム 茶本さんと佐々木さん、杉森建具店 山中さん、キョーエイ•プライム 藤岡さん、エコノシスデザイン 中尾さん、ICARO 中西さん、中島さん、藪田さんはじめたくさんの素晴らしいプロフェッショナルのみなさん、清掃チームのみなさん、私たちを影で支えてくれた家族のみんな、そして『陰謀』を思いつくヒントをくれた僕らの子どもたちと分かち合いたいです!絵本ホテルの陰謀と挑戦はこれからまだまだ続いていきます!どうぞ応援をよろしくお願いします。

<グッドデザイン賞審査委員の評価>
絵本ホテルという響きからうける印象をそのままに、日常とは異なる物語の世界の中に入り込んでしまうような体験が待ち受けるホテルである。子供目線、子供サイズで設計されたいつもとは少し使い勝手の違うスケール感の空間。大人には珍しい体験として、そして子供たちは自分が主役の空間として過ごすことが出来る。互いにいつもと異なる環境が与えられたことで親子の特別な時間を過ごすシュチュエーションが生まれている。いわゆるブックホテルとは異なり、絵本という空想の世界に囲まれたホテルにおいて、子供がクライアントであればどんな設計をするだろうという根本に立ち返り柔軟な姿勢と柔らかな発想で計画されている点も興味深く評価された。